
自家感作性皮膚炎
体の一部に強い皮膚炎(原発巣)が生じたあと、しばらくしてからその発疹の周囲から全身に細かい丘疹(散布疹)が現れます。
じくじくした原発巣が現れて1〜数週間後にその周囲や顔、体幹、四肢など全身に直径1㎜程度の丘疹が多発します。激しいかゆみがあり、掻いたところに新たな散布疹が出てくることもあります。細かい散布疹が硬貨大になったり、手の平や足の裏では大きな水ぶくれになることもあります。
全身に細かい丘疹が現れ、原発巣がなく周囲の人に同じ症状がみられる場合、虫さされや疥癬の可能性があり、とくに疥癬は伝染性が強いので皮膚科での顕微鏡検査が必要です。
ステロイド外用薬を原発巣と散布疹に塗って皮膚の炎症を和らげます。かゆみに対しては抗ヒスタミン薬を内服します。
原発巣が大きい時や散布疹の出る勢いが強い時には、ステロイド薬を短期間内服することがあります。原発巣が治るとともに散布疹は軽くなっていきます。
原発巣を適切に治さなければ散布疹は勢いよく増えていき、かゆみのために眠れなくなるなど、体調にも悪影響を及ぼします。
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